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正倉院展の図録 [芸術]


1981年 東京国立博物館

10月23日(土)から11月11日(木)までの20日間、奈良国立博物館で第62回正倉院展が開催されています。
今週末、その展覧会に行くことにしました。

今年は平城遷都1300年と光明皇后ご遠忌1250年に当たり、正倉院を代表する宝物が数多く展示されています。

有名な螺鈿紫檀五弦琵琶も19年ぶりに出陳されているそう。

私がこの琵琶を見たのは、1981年、東京国立博物館で開かれた正倉院展でした。

奈良時代にあのように美しい、宝石のような輝きをもつ楽器が作られ、今でもそれが保存されていることに驚き、感動したことが、つい最近のことのように思い出されます。

大学生だった私は、父と二人でその展覧会に出かけました。

老いた父は最近出かけることもめっきり少なくなってしまいましたが、以前はクラシックコンサート、展覧会、博物館、美術館などあちこちに連れていってくれました。

今回私が奈良へ正倉院展を見に行くことを伝えると、その時の図録を出して、見せてくれました。

     表紙はとても地味ですね。
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     行った日付が記載されていました。
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     当時の正倉院に関する新聞の切り抜きやチケットも貼ってありました。
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     螺鈿紫檀五弦琵琶のページも勿論あります。
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この図録に資産価値はありません。
でも、家族にとっては懐かしい思い出。

約30年前の正倉院展は、父が私と同じくらいの歳でした。

私は50歳になって、幼い頃から芸術に触れる機会を作ってくれた父に感謝したいと思う年頃になりました。

今週末、奈良時代の人々の残した宝物に触れ、その頃の息吹を感じたいと思います。



いけばな展 [芸術]


歴史を彩る日本の美「いけばな」

12月12日(土)、東京・両国の江戸東京博物館で開催中の企画展「いけばな」[ぴかぴか(新しい)]に行ってきました。
この建物は両国国技館のすぐ側にあります。

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会場に到着したのは、午後3時頃。

土曜日、少々の混雑を予想しておりましたが、意外に空いて、ゆっくり会場内を拝見することが出来ました。

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この企画展は、室町時代に神仏へのお供えとして始まった「いけばな」が、現代までどのように変化しながら生活の中に取り入れられ、つながってきたのかをわかりやすく説明したものです。

「いけばな」の歴史をさまざまな工芸品、美術品を通して表現され、数多くの国宝とされる屏風や花器は見事なものでした。

また、昔から今に伝わる各流派の「花伝書」などの展示物は、花の飾り方、花器の配置仕方など大変細かく、緻密に書かれ、大変参考になるものも多々あり感動。

私の手元にある古流の花伝書にもつながる内容に、妙に関心しました。

また、江戸時代、庶民が楽しむいけばなの様子を描いた浮世絵は、花器が人間よりはるかに大きく描かれ、まるでパロディのような表現が面白く、見入ってしまったほど。

この企画展の内容を通して、日本人が花のある生活をいかに大切にしてきたかを理解できました。

「いけばな」に親しむ人が年々少なくなっている昨今。
是非、若い方に今回の企画展に足を運んでいただき、花のある生活の心のゆとりと奥行きを感じ取っていただけたらどんなに良いかしらと思います。

日本で「いけばな」を題材にして開かれた大きな企画展、ゆっくりと内容を楽しむために、図録を買いました。

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********* ちょっと一服

博物館や美術館の楽しみは、館内のティールームでいただくスイーツと美味しい飲み物です。
今回は純和風喫茶で一息。

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********* 私って外国人?

成田空港のお土産ショップ、旅先(海外)、日本の観光地などなど、あちこちで韓国人に間違われる私。
今回も江戸東京博物館の常設展を見ていたときに、いつものように事件(?)は起こりました。

【会話は英語です】

ヨーロッパからの観光客 「日本の江戸時代の文化は素晴らしいですね[るんるん]

私 「そうですね。武士が強かった時代ですが、庶民も生き生きと生活していたようですね」

観光客 「日本の何に興味がありますか」

私 「???」 (もしかしてまた間違われてるかも・・・[がく~(落胆した顔)]

観光客 「どこから来たのですか」

私 「横浜です」

観光客 「今回の旅行はどのくらいの予定で日本を回っているの?」

私 「私、日本人ですよ」

観光客 「えぇ? 台湾人か韓国人だと思いました」

  あららららら~~~~~~~~[たらーっ(汗)]


国籍不明の私、どうしてなんでしょう。

外国人から見た日本人の判断基準を是非知りたいものです。
 
   

映画「おくりびと」 [芸術]


第81回アカデミー賞(外国映画部門)受賞作品を観に行ってきました


この映画は、観客に緊張感を与える納棺という場面からスタート。

遺族の前で、ご遺体を浄め、旅立ちの衣装に手際よく着替えさせるシーンは、驚くほどの張り詰めた空気を感じ、映画の中に引き込まれていきました。

最近では家族が病院でなくなると、看護師さんたちがその場で処置を施して下さり自宅に戻ることが多くなったので、湯灌を自宅で行うことが少なくなったのだと思います。

私も、この映画が話題になるまで、「納棺師」という職業があるということを知りませんでした。

「死」は、世界に通じる普遍的なテーマです。

しかし、それぞれの国民、個人がもつ宗教観によって、生や死に対する考え方は違います。

日本人が大切にしている“命の尊厳”を、この映画は繊細に表現しているのではないでしょうか。

主演の本木雅弘さんの透明感のある演技、山崎努さんの重厚な演技が、いつまでも余韻として心に沁みる作品になっています。

湯灌や納棺は、身内が旅立つ時にしか体験できない、他と比較することのない儀式です。

この映画のおかげで、その儀式の意味を深く理解し、きちんと受け止め、見守ることができる日本人に少し近づけたような気が致します。

「おくりびと」この映画の題が、英語では「Departures」となっています。

日本人の思う感覚と、英語圏の人々の感覚の大きな違いを、この題名で感じてしまいます。

いずれにせよ、アカデミー賞を受賞したことによって、日本人の心を諸外国の人々に理解していただけるチャンスが巡ってきたことがとても嬉しいことです。


イル・ディーボのCD [芸術]


人気の秘密を知りたくて買った1枚


2004年にデビューして、瞬く間に世界のトップ・アーティストになったイル・ディーボ。

これまで、彼らの音楽を何となく聴き、イケメン4人組ともてはやされていたことは知っていましたが、CDを買ってみようという感覚はありませんでした。

  天邪鬼な私、「芸術は顔じゃぁないわ」と思ってしまうのです。

その気持ちが少し変わったのは、彼らがノーベル平和賞授賞式で歌を披露してから。

もう少し、じっくりイル・ディーボの音楽を聴いてみよう、ということで、初めて買ってみた1枚がアルバムプロミス」。

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それぞれに個性のある声の4人が作り出すハーモニー

選曲はクラシックだけではなく、ポップスもあり、車の中で聴くのに心地よい構成になっています。

純粋にクラシックを、という方にはおすすめしません。

しかし、彼らの澄んだ歌声、ドラマティックな編曲は、ファンだけではなく、皆の心に響くことと思います。


[黒ハート]おまけ[黒ハート]

女性ボーカルが好きなセキセイインコ・クリに、イル・ディーボの歌声はウケませんでした。
     (完全に無視)
彼のお好みは、サラ・ブライトマン、フィリッパ・ジョルダーノ、キャスリン・バトルのようです[かわいい]
気に入ったCDをかけると、音楽に合わせて歌い続けます。


「Japan蒔絵」展 [芸術]


西洋貴族に守られた日本の漆工芸品

Japan蒔絵 =宮廷を飾る東洋の煌めき=」展に行ってきました。

    サントリー美術館(六本木・東京ミッドタウン)で1月26日まで開催中

     詳しい内容はこちらから ・・・ サントリー美術館 

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陶磁器を「china」と呼ぶように、漆器は「japan」と呼ばれ、西洋貴族に愛され、高く評価されていたようです。

Japan蒔絵とは・・・漆を使って、金銀の箔を貼り付けたもの、螺鈿を施したものです。

日本が鎖国を行う前(桃山時代)に訪れた西洋人が、この蒔絵に魅了され、数多くの作品が海外へ輸出されました。

それらは単に、日本国内に流通していた作品だけではなく、オーダーメイドの特注品もあったようです。

この東洋の端の国・日本からのぜいたく品は、ヨーロッパ王侯貴族に珍重され、マリー・アントワネットやポンパドウル婦人も熱心なコレクターでした。

  面白いけれど、とんでもない特注品

      それは・・・王侯貴族が使用する「おまる

外側は見事な蒔絵、内側と便座は漆塗り。
中に、磁器でできたバケツのようなものを入れて使用するとのことでしたが、何とも優雅。
王侯貴族だからこその発想ですね。



今回の展覧会には、フランスのヴェルサイユ宮殿美術館、イギリスのマナーハウス・バーリーハウスなど、ヨーロッパ各地の貴重なコレクションに、日本国内で所蔵する国宝、重要文化財の名品を一同に集めて展示しておりました。

日本の漆塗りや螺鈿の技術は、他国(特に中国)では真似ができぬ高水準。

作品が作られ、東インド会社を経由してヨーロッパに渡り、300年以上も経過しているとは思えないほどの優美な姿は、神秘的な力がありました。

 

New Year Concert [芸術]


「キリンニューイヤーコンサート2009」に行ってきました 

すぐれた演奏と音楽は言葉の壁も、時代の経過も感じさせません。
コンサート会場やライブハウスでの演奏は、演奏者と観客の空気が一体となる迫力があります。

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今年のコンサート初めは、渋谷Bunkamuraオーチャードホール。

一昨日急に妹から連絡があり、チケットをもらってのラッキーなひと時となりました。

通常、自分でコンサートのチケットを購入すると、演奏家、演目ともに、どうしても好きなものを選び、偏りが生じてしまうもの。
私の場合、バロックやロマン派の曲が多く、オーケストラよりも管弦楽やソロが多くなってしまいます。

今回は、その選択範囲から全く違うジャンルのものでした。

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指揮・・・西本智美
アコーディオン・・・coba
管弦楽・・・東京交響楽団
司会・・・中井美穂

このコンサートは、キリングループが芸術文化支援活動の一環として主催し、クラシック音楽の楽しさをより多くのお客様に届けるというもの。

今年のコンサートは、25回目とのことでした。

西本智美氏は、世界でも数少ない女性指揮者。
しかし、とても迫力のあるキレの良さで、80人以上のフルオーケストラを指揮し、音楽を作り出していました。

アコーディオンのcoba氏の演奏は、テレビラジオでは何度か耳にしたことがありましたが、生は今回が初めて。
15kgくらいの楽器を抱えての演奏は、大変迫力のあるもので、その気迫が観客席まで伝わりました。

ただ、観客、そしてcoba氏がクラシックコンサートのマナーに慣れていなかったせいなのでしょうか。

指揮者の西本氏が、会場全体の盛り上げ、拍手の方法、coba氏への気遣いなどに苦労していらっしゃるお姿を拝見。

西本智美氏の懐の大きさに感動したことが、このコンサートの一番の収穫でした。


駆け込みで「薬師寺展」 [芸術]

身長3mの菩薩様は驚くほどの大きさでした

3月25日にスタートし、6月8日に最終日をむかえる「国宝 薬師寺展」に駆け込み[あせあせ(飛び散る汗)]で行ってきました。

6月5日は木曜日、会場に到着したのは12時半。

私の予想をはるかに超えた人々が整然と入場待ちの列を作っていました。

待ち時間の表示・・・[がく~(落胆した顔)]なんと140分

こうなったら仕方がないと諦め、夫と二人、なすがままに最後尾につきました。

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お天気は[曇り][雨][曇り][雨][曇り]

会場に入ったのは14:30。 ということで、待ち時間は120分で少し短縮されたようです。

入場制限をしながら、会場内の客数をコントロールして下さっていたので、比較的スムースに鑑賞することができました。

私は美術館博物館で私は必ずイヤホンサービスを利用します。

もちろん今日もそれをオーダー

しっかりと説明を聞きながら、国宝の数々を鑑賞させていただきました。

7世紀から現在までの歴史、そして、時を越えた美と芸術

ドキドキしながらの鑑賞でした。

が・・・・・・・・、正直な感想

「やっぱり奈良、薬師寺にあってこそ。菩薩様、お帰りになったら奈良で再会しましょう」と手を合わせました。

芸術&美術品としての鑑賞であれば、博物館がいいでしょう。

しかし、仏様として手を合わせるにはやはりお寺の空気、匂い、神秘的な雰囲気の中にあってはじめてありがたいものになるのではと私は思います。





称名寺「薪能」 [芸術]

称名寺で幽玄の世界を堪能


金沢文庫」は鎌倉時代の中ごろ、北条実時が邸内に作った武家の文庫で、北条一族が滅びた後、北条氏の菩提寺である称名寺で管理され、今に至っています。

現在も境内にその「金沢文庫」があり、常設展、企画展が催され歴史を感じることができる場所です。

今夜は、その称名寺で「薪能」が開かれ、行って来ました。

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お昼過ぎまであいにくの雨、境内での開催が危ぶまれましたが、午後からはその雨も上がり無事に境内特設会場で実施されました。

午後4時半開場、5時半開演。

少しずつ暮れていく景色、ライトアップされた能舞台、開演を知らせるアナウンス。

能舞台は池のほとりの大木をバックに作られ、観客の気持ちはどんどん高まります。

このような演出は、建物の中のステージでは味わえない自然が作る芸術です。

連吟のあと、火入れ式。

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称名寺のお灯明が薪に移され、ムードは最高潮に。

まず狂言、演目は「舟渡聟」・・・野村万作が演じる舅と、婿のやり取りがおかしいこと。

観客の表情が皆笑顔。とっても印象的でした。

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次に能、演目は「石橋 連獅子」 力強い能の舞台を目の前で感じることができました。

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称名寺の薪能は今年で11回目。

私はこの場所での鑑賞は今年が初めてでした。

初詣は毎年このお寺。
子どものころ、飼い犬と共にここの池に落ちてずぶぬれに・・・、この事実は未だに親に内緒です(「入ると危険」の立て札があったのに、それを無視したから・・・)。

身近なところのステキな行事を大切にしていきたい!

歴史あるお寺で味わう幽玄の世界は、日本人の心に響く音、映像で記憶されました。

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静嘉堂文庫美術館 [芸術]

国宝 曜変天目と名物茶碗の美に感動!

穏やかで暖かな陽射しに誘われ、今日は、静嘉堂文庫美術館に行って来ました。

我が家から車で、横浜横須賀道路~横浜新道~第三京浜を乗り継ぎ、片道約45分の二子多摩川に程近い所にその美術館はあります。

今回は、友人のMakiyoさんに展覧会「茶碗の美」のチケットをいただき、夫の休みを利用して一緒に出かけました。  敷地内の駐車場から美術館までの道は、都会の喧騒が嘘のように静かな佇まいでした。

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茶の湯の道具の中で、私たちに一番親しみがあるものがお茶碗ではないでしょうか。

今回の展覧会で一番のみどころは、3年ぶりに公開された国宝・曜変天目(唐物茶碗としてその白眉と称される作品)。
またほかに黒釉茶碗、青磁碗、ベトナム産の茶碗、高麗茶碗、瀬戸天目、織部、萩、楽茶碗、京焼などが一同に介されておりました。

茶の湯の歴史とともに茶人に愛され、大切に受け継がれてきた道具としての茶碗が目の前にあることに感動。

このお茶碗にお茶(抹茶でしょうか、濃茶でしょうか)が入り、両手の中に大切にのる感触を想像し、どのようなお茶席で使われ、亭主と客人の会話があり侘びさびの世界が広がっていたのか・・・・・、タイムスリップしてその場に行きたくなりました。

お茶碗を拝見した余韻に浸りながら、帰りはお庭を散策。ちょうど梅が満開でした。

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同じ敷地内に民家園があり、立ち寄ってみました。古民家に一歩足を踏み入れると、山形の父の実家の匂い。ここで、少しだけタイムスリップできました。

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今回初めてこの美術館を訪れました。
とても心が落ち着き、企画展も興味あるものが予定されているおります。お気に入りの場所に入れたいと思います。






横須賀美術館 [芸術]

恋人の聖地」横須賀美術館

母を誘って横須賀美術館へ行ってきました。

我が家からは、車で約40分。通常だったら、母の車そして運転で出かけるところを、今日は私の車そして運転、我が家にとっては珍事です。とは言っても、母は72歳、一般家庭では普通のことですね。

横須賀美術館は、昨年4月28日に三浦半島の、浦賀水道を望む観音崎にOPENしました。

我が家から比較的近く、三方を山に囲まれ、海に向かって視界が広がるロケーションが好きで、これまでにも3回ほど訪れました。

屋上から東京湾の浦賀水道を眺めると、建物の屋根が水色のガラス張りになっていて、まるで自分が水の上に立っているような清清しい感覚があります。 

                

お天気の良い日、斜向かいにある観音崎京急ホテルのスパとセットにして、大人の日帰り旅行におすすめです。

昨年10月には神奈川県内2番目の「恋人の聖地」に認定されたということで、プレートが設置されていました。しかし、私は、“恋人の聖地プロジェクト”なるものは、今日初めて知ったのですが・・・。

企画展がないときは、入館料300円(65歳以上200円)で常設展と谷内六郎館を見学できます。

週刊新潮の表紙に26年間ものあいだ作品を発表し続けた画家・谷内六郎の作品を見学できる展示館は、2ヶ月から3ヶ月に1度の周期で作品が入れ替わり、行く度に感動があります。

本日は、ちょうど昭和37年の作品が展示されていました。昭和35年生まれの私にとっては、自分が生まれ育った時期の日本の風景と重ねあわせながら楽しめる作品ばかりでした。

 次回は、春の光がきらきらする海を眺める季節に出かけようと思います。

 


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